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Profile

今井右子

早稲田大学第一文学部卒
2003年 油絵( 静物) を平井正宏氏に師事
2012年 抽象画を始める
2014年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2014年 ガラス絵を始める
2015年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2016年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2016年 油彩・ガラス絵を中村輝行氏に師事
2017年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2018年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2019年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2020年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2021年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2022年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)
2023年 今井右子展(中和ギャラリー,東京)

 

[2014年 初個展に際して]

「今井 右子のこと」

彼女はいつも、丸をかいている。
言って見れば、単純な形である。
彼女の眼差しは、その単純な形の円の向こう側に注がれ、
目に見えない何ものかを捜し求めている様に思われる。
某、大学で私が持っている社会人向け公開講座、
” 静物画”の生徒さんだった。
8、9年も真剣に通ってこられた。
静物画としてはハイレベルな作品をものにしていた。
ある日から急に、抽象画を描き始めた。
そうなるに至った 気持ちの経緯を、いつか本人に聞いてみたいと思う。
それから、毎週1~2枚の作品を携えて教室にやってくる。
多作である。よく考えられてもいる。
楽しげに、キャンバスに向かう姿は、将来を感じさせてくれる。

嘉悦大学公開講座講師 平井 正宏

 

 

[2023年 10回目の個展に際して]

新たな始まり

2014年に個展を始めて10回目。
節目の展覧会にあたり一言ご挨拶申し上げます。

2002年、大学の社会人向け公開講座で油絵を習い始めた。
そこで平井正宏先生と出会った。
絵は誰にでも描けます、という先生の言葉に勇気を得て、
教室の皆さんと楽しく静物を描いて過ごした。
かけがえのない愛おしい時間だ。
2012年、先生にかけられた言葉がきっかけとなり
今のような絵を描き始めた。
先生から個展を開いてみては、と勧められた。
2014年、初個展。
わたしを個展に導いてくれた先生だったが
病を得て帰らぬ人となった。

近所に画家の中村輝行先生が住んでおられる。
これも何かのご縁と絵を見ていただくことにした。
先生はガラス絵も描かれるので併せて見ていただいた。
わたしの絵を前にして二人で話した時間は大切な宝物のようだ。
先生がご高齢ということもあって絵を見ていただくことがかなわなくなり、
昨年から独り立ちすることになった。

二人の素晴らしい師と出会い
絵を描くことはわたしの喜びとなっている。
心から感謝申し上げます。

展覧会に足を運んでくださった皆さまに
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
今後は一年おきに展覧会を開きたいと考えています。
これからもよろしくお願いします。

2023年3月
今井右子

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IMAI YUKO

I graduated from the Department of Literature at WASEDA University.
2003 I started to paint in oils.(a still life painting)
I’ve been taught by Mr. Hirai.
2012 I started to do abstract art.
2014 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2014 I started to do glass painting.
2015 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2016 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2017 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2018 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2019 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2020 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2021 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2022 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)
2023 IMAI YUKO exhibition(CHUWA GALLERY,Tokyo)

 

【About IMAI YUKO】
She always draws a circle, just a simple figure.
However, she gazes beyond that simple figure
and seems to seek for something invisible.
She was a student at the open seminar
for community people in some college I have been in charge of.
Although she attended the seminar for eight or nine years
and became able to paint a high level still life,
one day, she started to paint an abstract unexpectedly.
I want to ask her why she started an abstract painting someday.
Although she is a prolific painter come to the seminar
with one or two works every weeks,
each of her works is very sophisticated.
Her attitude to art makes me excited about her future.

Teacher at the open seminar in KAETSU UNIVERSITY
HIRAI, Masahiro
March 2014